出発すると、辺りは緑に囲まれ、森林浴を楽しむことができる、気持ちの良い電車です。
降りる駅では、各自手動でボタンを押し、ドアを開けるようでした。
慣れない私は、非常ボタンと勘違いし、まさかこのボタンを押すのかな? 押していいのかな? と、頭の中が質問と回答でグルグル回る中、ターミナル駅ともあって、多くの人の乗降を凝視しながら、無事に下車することができました。
このボタンを押し、降りる時に自分でドアを開けます。
さて、このローカル電車で、心が温まる出来事がありました。
出発時間となり、一度閉まったドアが、再度開いたのです。
どうしたのかな? と、心配していると、そこには優しさがありました。
階段を一生懸命降りてくる老夫婦のために、出発を待ち、再度ドアを開けたのです。
都会では時間の制約があるため、もちろん気持ちがあっても出来ないこともありますが、
そこには、人間の思いやる優しい気持ちがあり、私自身も大変嬉しい気持ちになりました。
心に余裕がない時は、「なぜ?」、「時間通りに早く出発して!」と、怒りを覚えるのかもしれません。しかし、乗っている人全員がそんな様子は全くなく、誰もが当たり前のことだ、納得している様子でした。
世知辛い世の中、一人ひとりが忘れかけている気持ちを思い出し、内面の美しさを兼ね備え、日々暮らして行きたいですね。
インターナショナルコースでは、机上の勉強はもとより、心豊かな教育を目指していきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿